自然素材の家

【珪藻土ってご存知ですか?】

こんにちは!

しばらくブログをさぼっていた事でお馴染みの小寺です。

ブログタイトルも気まぐれブログって事でご勘弁ください。



皆様は【珪藻土】って聞いたことございますか?


壁などに塗る塗り壁材なんですが、吸湿性が高く、調湿作用があったりするのですが、
最近ではお風呂のバスマットがあったり、コースターなどにも使われています。


また、ホームセンターなどでも多くの珪藻土が売られ、ご自身でDIYで塗る方もおられるようですが、
その成分表を見ると、『樹脂』が使われている事に気づくでしょう。


樹脂というのは、接着材(凝固剤)の事で、要はプラスチックです。


住宅火災が起こった時に、一酸化炭素中毒が死因になる
ケースが多いことはよくご存じだと思います。

その原因は、
燃えにくい塩化ビニル製クロスに含有している樹脂(プラスチック)が不完全燃焼を起こし、
発生した一酸化炭素を吸う事で中毒になってしまうのです。


塩化ビニル製クロスにそういう害があることを聞いて、珪藻土を探しても、
結局はそこに接着剤として同じ成分が使われている以上、同じことです。


実はプロである住宅会社もホームセンターの珪藻土を多く利用しています。
体に悪い塩化ビニル製クロスの代わりに、この接着剤入り珪藻土を使う会社もあれば、

『珪藻土は自分でホームセンターで買って塗れば安く済ませられますので、
あえてそうするのがお得ですよ。』


なんていうセールストークを使う
ハウスメーカーの営業マンもいるようです。

このような営業マンは、一見親切な事を言っているように聞こえますが、
自然素材の知識がある人が聞けば、とんでもないウソになってしまいます。

本当に自然素材を必要としている人がこんなことすれば、
せっかくの家づくりが台無しになってしまいます。

もちろん、本物の珪藻土には接着剤なんて入ってません。


代わりに漆喰や粘土などを凝固剤として使うのですが、
そういう本物の珪藻土は、現在販売されている珪藻土の
ほんの一部で、とても高価になってしまいます。


自然素材を使って家づくりをすると、確かに建築コストは
工場生産品を使って建てるよりも割高になります。

でも塩化ビニル製クロスは15年前後で剥がれ、色あせ、浮き上がり等が
出てきて張り替えを検討するようになってきます。


最近ではローコスト住宅なども多く建てられていますが、
まあ、一概には言えませんが、建築時のコストが割安な住宅ほど、
リフォーム、メンテナンスにお金がかかり、結果的に割高になってしまうことが多いのが現実です。

家電などもそうですが、イニシャルコストがかかるものほど、ランニングコストが
かからないのと同じで、家も同じことが言えます。

何でも安ければいいというものではありません。

もちろん、安い=悪いわけでもありませんが・・・・

どのような家づくりがご自身のライフスタイルに合っているのか、
いま一度話し合ってみてはいかがでしょうか?

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